膝痛(ひざつう)
ズキッ!ピキッ!ガクッ!
つらい膝の痛み(ヒザの痛み)
シップや注射だけでごまかしていませんか?!
こんな膝の痛み(ヒザの痛み) でお悩みではありませんか?
- 階段の昇り降りが辛い
- 正座をしたり立ち上がったりするときに膝が痛む
- スポーツが満足にできない
- 膝の水を抜いてもらってもすぐに溜まってくる
- ヒザを曲げたら痛い
- しゃがめない
- ヒザを曲げて立ち上がるのがつらい
- 踏ん張って立てない
膝痛(ヒザつう)とは
膝痛は、膝(ヒザ)関節周辺の痛みを指す総称です。主な症状としては、膝関節周辺の痛み
や腫れ、膝周辺の熱感、関節の可動域制限、歩行困難などです。
原因は様々で加齢、スポーツによる損傷、リウマチ性疾患のほか、軟骨がすり減る「変形性膝関節症」、軟骨が傷つく「半月板損傷」、靭帯が断裂または伸びる「靭帯損傷」、関節に炎症が起こる「関節炎」、膝のお皿がズレる「膝蓋骨脱臼」などが挙げられます。
放置すると歩行困難や寝たきりになる可能性もありますので、早めの対処をお勧めします。
鍼灸整骨くわたでは独自の施術法により痛みを早期に軽減させ、生活習慣の見直し(日常生活での姿勢や歩行、膝まわり運動など)をすることで改善させていきます。
膝痛は、運動や歩行を困難にさせ、これにより筋力低下や体重増加による更なる膝痛を招く可能性があるため、早めの改善取り組みが重要となりますので、気になる方はチェックをお勧めします。
膝の痛みを起こしやすい人はどんな人?
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01激しいスポーツをする人
強い衝撃がひざを守るクッションに少しずつ少しずつ負担をかけていきます。
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02O脚・X脚の人
先天的なものではなく、これまでの生活習慣によってO脚やX脚になった人は、ひざに負担がかかります。 O脚は膝の内側、X脚は膝の外側に負担がかかります。
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03ケガ・事故にあった人
スポーツや事故、転倒などにより強い衝撃が加わることで、膝に痛みが生じます。
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04筋肉が少ない人
運動不足の人は筋肉が少ないので荷重や筋力に対してひざが受け止めきれません。
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05急な体重増加・肥満の人
歩行時には体重の約3倍、階段の昇り下りをする際には約7~8倍の負荷が膝にかかります。
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06足首が硬い人・外反母趾・扁平足の人
骨盤が歪んでいる人はひざが不自然に捻じれたり、過度に反ってしまい負担がかかります。
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07小学生・中学生・高校生
成長期は、骨や筋肉が急速に成長する時期です。このため、膝への負担が大きくなり、痛みを伴うことがあります。
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08中年以降の人
40代頃から膝関節軟骨の主成分であるヒアルロン酸が減少し、太ももの骨とすねの骨がぶつかり合うようになり、これが膝痛となります。
膝痛に関する主な病名と原因・症状
1.変形膝関節症とは
膝痛の中でも多い「変形膝関節症」とは、膝関節の軟骨がすり減り、骨と骨が直接こすれ合うことで起こる病気です。中年以降からゆっくりと進行し、高齢者を中心に多くの人が発症して、膝の痛み、腫れ、動きの制限などの症状が現れます。
- ①変形膝関節症の主な原因
- 主な原因として加齢のほか、肥満(体重による膝への負担)、O脚(膝関節が内側に弯曲している)、外傷(膝を傷めたことがある)、遺伝(家族に発症者が多い)などがあります。
- ②変形膝関節症の主な症状
- 具体的な症状としては、立ち上がりや歩き始めの痛み、階段昇降時などの痛み、膝の腫れや熱感、関節が硬くなり膝が曲げにくくなる、正座が困難になったりする、関節の音が鳴る、歩行困難などです。
2.オスグッド病とは
オスグッド病(オスグッド・シュラッター病)は、成長期の子供に多く見られる膝の痛みです。主に膝蓋腱が付着する脛骨粗面への負担が原因です。
- ①オスグッド病の主な原因
- (1)スポーツ活動
サッカー、バスケットボール、バレーボールなど、ジャンプやランニングを伴うスポーツを頻繁に行う競技は、オスグッド病を発症しやすいと言われています。 - (2)成長期
成長期は、骨や筋肉が急速に成長する時期です。そのため、太腿の前の筋力が急激に発達し、膝蓋腱への負担が大きくなります。 - (3)体のバランス
猫背や反り腰などの体のバランスが悪いと、膝蓋骨への負担が大きくなり、オスグッド病を発症しやすくなります。
- ②オスグッド病の主な症状
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- 膝のお皿の下の骨(脛骨粗面)が突出し腫れる
- 膝のお皿の下あたりが赤く腫れ、熱があり痛む
- スポーツをする時や階段を下りる時に痛みを感じる
- ひどい場合には、歩くことさえ困難になる
- 運動やジャンプ、階段の昇降などによって悪化し、安静にしていると和らぐ
ストレッチや筋力トレーニングで大腿四頭筋やハムストリングスの柔軟性を高め、体のバランスを整えることも大切です。
無理な運動を続けると、症状が悪化したり、後遺症が残ったりすることがあるので早めに施術を受けることをお勧めします。
3.半月板損傷、靭帯損傷とは
膝は股関節から膝まで続く長い大腿骨(だいたいこつ)、膝からくるぶしまで続く脛骨(けいこつ)、「膝のお皿」と呼ばれる膝蓋骨(しつがいこつ)で構成されており、これをつなぎ安定させる役割が半月板と靭帯です。この外傷が半月板損傷や靭帯損傷で、それぞれ異なる部分の痛みとなります。
- ①半月板損傷、靭帯損傷の主な原因
- (1)外傷性
スポーツや事故などによる強い衝撃が加わった場合に起こります。具体的には、以下のような動作が考えられます。- 膝をひねる
- ジャンプやランディングの際に膝に強い衝撃を受ける
- 転倒する
- 交通事故に遭う
- (2)変性断裂
加齢によって半月板が弱くなり、ちょっとした動作でも損傷してしまうことがあります。40歳以上の高齢者に多く見られます。
その他、O脚やX脚などの体の歪みも、半月板損傷のリスクを高める要因と言われています。
- ②半月板損傷、靭帯損傷の主な症状
- 症状は、損傷の程度や損傷部位によって異なります。
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- 膝の痛み
膝の関節の内側や外側、あるいは膝のお皿の下などに痛みを感じる。歩行時や階段昇降時、膝を曲げ伸ばす時などに痛みが増強する。 - 膝の腫れ
膝関節に炎症が生じ、膝が腫れたり、熱を持つ。 - 膝の可動域制限
膝の曲げ伸ばしが制限されることがある。 - 膝がカクカクする
膝を動かした際に、カクカクと音がする。 - 膝が引っかかる
膝を動かした際に、引っかかるような感覚がある。 - 膝がグラつく
膝が不安定になり、グラつくような感覚があることがある。 - 膝が抜ける
膝に力が入らなくなり、突然膝が抜けるような感覚がある。
- 膝の痛み
4.鵞足炎(がそくえん)とは
鵞足は、膝の少し下の少し内側の部分(脛骨の上の内側)で、太ももから続く内側の筋肉をつなぐ部分が痛くなります。尚、この場所はカエルの足に似ているので「鵞足」と呼ばれます。
- ①鵞足炎の主な原因
- (1)オーバーユース(使い過ぎ)
膝の曲げ伸ばし、膝の内側に負担がかかる動作を繰り返し行うことによって、鵞足部の腱や滑液包に炎症が起こります。特に、ランニング、ジャンプ、階段昇降などの動作で負荷がかかりやすく、長距離ランナーやバスケットボール選手、サッカー選手などに多く見られます。 - (2)筋肉の柔軟性低下
鵞足を構成する筋肉の疲労蓄積や、柔軟性が低下すると鵞足への負担が大きくなり、炎症が起こりやすくなります。 - (3)その他
- O脚やX脚などの下肢の過剰な回内・外旋
- 足首の硬さ
- 硬い路面での運動
- 筋力不足
- 過去の膝の怪我
- ②鵞足炎の主な症状
- 初期症状としては、膝の内側が硬く感じたり、違和感があったり、軽い痛みを感じる程度の場合が多いです。
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- 膝の内側や少し後ろの部分の痛み
- 膝を曲げ伸ばしたり、階段を下りたり、歩いたりするときの痛み
- 膝の内側の腫れ
- 膝の内側を圧迫すると痛みがある(圧痛)
- 膝の内側の突っ張り感
- 重症化すると、安静にしていても痛む
- 無理に運動を続けると症状が悪化し、日常生活にも支障をきたすようになりますのでご注意ください。
5.腸脛靭帯炎(ちょうけいじんたいえん)とは
腸脛靭帯は太ももから膝の少し上の外側をつなぐ部分で、ここが痛くなるのが腸脛靭帯炎です。前項の鵞足炎の斜め上のイメージです。
- ①腸脛靭帯炎の主な原因
- 腸脛靭帯炎は、主に以下の2つの要因が複合的に作用して起こると考えられています。
- (1)オーバーユース(使い過ぎ)
長距離ランニングなどの運動を繰り返し行うことによって起こりやすいスポーツ障害です。特に、下り坂でのランニングや、硬い路面でのランニングで炎症が起こりやすいと言われています。
他に、膝を曲げ伸ばす動作、足首を内側に倒す動作、着地時に膝が内側に入る動作、これらの動作を繰り返し行うことによって、腸脛靭帯が大腿骨外側上顆という骨の出っ張りと擦れ合い、炎症が起こります。 - (2)柔軟性不足
腸脛靭帯や大腿四頭筋、ハムストリングスなどの下肢の筋肉が硬いと、腸脛靭帯に負担がかかりやすくなり、炎症が起こりやすくなります。 - (3)その他
- 足首の硬さ
- O脚やX脚などの下肢の過剰な回内、外旋
- 筋力不足
- 過去の膝の怪我
- 体の歪み
- 合わない靴
- ②腸脛靭帯炎の主な症状
- 腸脛靭帯炎は別名「ランナー膝」とも呼ばれており、初期症状としては、膝の外側が痛みます。特にランニングや階段の下りなどで痛みが悪化します。膝を曲げ伸ばしたり圧迫したりすると痛い、膝の外側が腫れる、膝の外側が熱くなるなどの症状もあります。
症状が進行すると、安静にしていても痛い、歩行が困難になる、膝を曲げることができなくなります。
6.ベーカー嚢腫(のうしゅ)
ベーカー嚢は、膝の後ろにある関節液(関節を動きやすくするための潤滑油などの役割)などを溜める袋で、これが炎症を起こして膨らんで痛みを起こします。膝の裏がポコッと膨らむのが特徴です。
- ①ベーカー嚢腫の主な原因
- (1)関節の炎症
変形性膝関節症や関節リウマチなどの関節炎が起こると、関節内で炎症が起こり、滑液が過剰に分泌されます。この過剰に分泌された滑液が、滑液包に溜まることでベーカー嚢腫が生じると考えられています。 - (2)関節の使い過ぎ
膝を酷使することで、滑液が過剰に分泌されることがあります。この過剰に分泌された滑液が、滑液包に溜まることでベーカー嚢腫が生じると考えられています。 - (3)その他
半月板損傷、膝の靭帯損傷、先天性の膝関節の異常、肥満など。
- ②ベーカー嚢腫の主な症状
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- 膝の裏側が腫れる
- 膝を曲げ伸ばしたり、圧迫したりすると痛い
- 膝の裏側に違和感や圧迫感がある
- 膝を曲げるときに可動域が制限される
- 稀に、嚢腫が破裂して、周囲の組織に炎症が広がる
ただし、多くの場合は痛みなどの症状がなく、触診で腫れを発見されることもあります。
ベーカー嚢腫は、悪性腫瘍ではなく、経過観察で様子を見ることも多いです。しかし、痛みや腫れ、違和感などの症状がある場合は適切な治療を受けることが大切です。
膝痛に対する主な治療法
鍼灸・整骨くわたでは、生活に欠かせない歩行や立ち・しゃがみに支障をきたす膝の痛み、変形膝関節症に対して、以下のような治療を行っています。
膝の痛みの原因は人によって異なり、またその遠因となる生活スタイルもそれぞれです。このため、治療にあたっては1人ひとりの膝や脚、腰・股関節の状態などを確認させていただき、原因を突き止めながら、膝やその原因となる部位・患部についても合わせて治療を進めていきます。
また、何度か通院いただく場合、状態は毎回変化しますので、同じ治療を繰り返すのではなく、その時々や症状に合わせた治療をさせていただきますので、お気軽にその日の状態をご相談ください。
筋肉・骨格バランス調整
- どんな治療?
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痛み・不調の原因は局所のみにあらず!
筋肉・骨格バランス調整法は、その人特有の癖や姿勢を崩している傾向を分析し、バランスの崩れの原因になっている部位を集中的に調整します。
今あなたが抱えている痛みは、たまたま痛みを感じやすい膝や腰に出ているだけで原因は他の部位に存在することの方が圧倒的に多いです。
同じ膝痛でも、子育てをしている方と、畑仕事をしている方と、ゴルフをしている方とでは調整ポイントは全く異なります。
ただ全身をマッサージされるだけでは効果を感じない方にもお勧めの施術です。
- どんな効果?
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- バランスを整えることで、身体の重心が安定し、動きがスムーズになります。
- 急に痛めた場所は刺激するとかえって痛みが強くなることがありますが、痛みのある部位から離れた筋肉を調整することにより安全且つ早期の回復が見込まれます。
電気療法
プロテクノPNF
- どんな治療?
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電気グローブを使用した治療です。
治療師が施術ポイントに狙いを定め、大きな筋肉から細かい筋肉まで日常動作では動かさない筋肉やなかなか鍛えにくい細かな筋肉へ繊細にアプローチします。
- どんな効果?
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- 筋肉を鍛えることによって脂肪を燃焼しやすくします。
- 血液循環を改善してむくみやコリの原因を取り除いていきます。
- 姿勢改善、疼痛緩和にも効果を発揮します。
ハイボルテージ
- どんな治療?
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高電圧電気刺激と超音波の温熱刺激をミックスさせた治療です。
治療効果の実証性が高く、オリンピック選手やプロスポーツ選手が多数使用している、痛みを取るための機器です。
刺激の到達深度が深いため、手では届かない深層の筋肉をケアすることができます。
従来の電気よりピリピリ感が少ないので、電気治療の苦手な方でも比較的安心して治療を受けていただけます。
- どんな効果?
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- ぎっくり腰、寝違え、捻挫、突き指、関節痛、神経痛の早期回復
鍼治療
- どんな治療?
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鍼治療はWHO(世界保健機関)が様々な症状に効果があると認める療法です。
髪の毛と同じくらいの極めて細い鍼で、ツボを刺激して不調を改善します。ホルモン、自律神経、筋肉、気、血、津液、経絡・・・
様々な身体の機能を整えますが、「東洋医学=経験医療」なので、エビデンス(医学的根拠)や可能性は未知数です。当院では鍼による感染防止・予防のため、全てディスポーザブル(使い捨て)の鍼を使用しております。
- どんな効果?
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痛みの緩和、リラックス効果、自律神経の安定、コリの改善、血液リンパの代謝促進が挙げられますが、WHO(世界保健機関)が鍼治療の有効性を認めた疾患は以下の通りです。
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- 運動器系
- 関節炎、リウマチ、五十肩、腰痛、腱鞘炎、むちうち、捻挫など
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- 神経系
- 頭痛、めまい、神経痛、自律神経失調症など
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- 循環器系
- 動悸、息切れ、高血圧症、低血圧症、動脈硬化症など
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- 呼吸器・消化器系
- 喘息、気管支炎、便秘、下痢、胃炎など
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- 代謝内分泌系
- 貧血、痛風、糖尿病など
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- 婦人科系・泌尿器系
- 生理痛、月経不順、更年期障害、冷え症、膀胱炎、腎炎など
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- 耳鼻咽喉科系・眼科系
- 中耳炎、耳鳴り、メニエール病、鼻炎、咽喉頭炎、眼精疲労など
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- 小児科系
- 小児喘息、夜尿症、消化不良、食欲不振など
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