手関節・手首・指の痛み
「ピキッ」とした痛み
痛みからのしびれを感じる

こんな手関節・手首・指の痛みでお悩みではありませんか?
- 手首の関節が痛い
- 力が入らない
- 一定の方向に動かすと痛い
- スポーツができない
- 重い物を持てない
- ジーンと痺れる
- テーピングで楽になる
- 指を伸ばせない
手関節・手首・指の痛みとは
手指や手関節、手首の痛みは日常生活に支障を生みます。具体的には初期の段階で指に軽い痛みや違和感を覚える「へバーデン結節」、指の曲げ伸ばしがスムーズにできなくなる「ばね指」、手首の痛みや腫れの「手根不安定症」などがあります。
放置すると完治が困難になる可能性もありますので、早めの対処をお勧めします。
鍼灸整骨くわたでは独自の施術法により痛みを早期に軽減させ、日常生活を改善させていきます。
手指や手首、関節の痛みは暮らしに直結しますので、早めの改善取り組みが重要となりますので気になる方は診察によるチェックをお薦めします。
手関節・手首・指の痛みを起こしやすい人はどんな人?
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01加齢
加齢に伴い関節の軟骨が減ったり、変形することで発症します。
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02手指・手首の酷使
手指や手首を酷使する作業や習慣も発症の原因です。
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03ケガによる発症
転倒による衝撃や骨折などが原因になるケースもあります。
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04遺伝的な要素
骨格や身体的な特長、遺伝的要素から発症することもあります。
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05ホルモンバランスの影響
特に女性ホルモンの変化などから痛みを感じることもあります。
手関節・手首・指の痛みに関する主な病名と原因・症状
手指の疾患
1.ヘバーデン結節とは
人差し指、中指、薬指などにみられる痛みで、初期は軽い痛みや違和感程度ですが、徐々に痛みが増してきます。
- ①ヘバーデン結節の主な原因
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完全には解明されていませんが「加齢」「遺伝的要因」「女性ホルモンの影響」「指の使いすぎ」などが考えらえます。
「加齢」は加齢に伴い関節の軟骨がすり減ったり、変性したりすることが、発症に関与していると考えられています。
「遺伝的要因」は家族にへバーデン結節の人がいる場合、発症リスクが高くなる傾向があります。
「女性ホルモンの影響」はへバーデン結節が女性に多く見られることから、更年期における女性ホルモンの変化が関与している可能性が指摘されています。
「指の使いすぎ」は指を酷使する作業や習慣も、要因の一つと考えられています。
- ②へバーデン結節の主な症状
- 第一関節の変形:指の第一関節が腫れたり、突出したり、曲がったりするなどの変形が見られます。関節の背側にコブのような隆起ができることもあります。
- 痛み:初期段階では、動かした時に痛みを感じることが多いです。進行すると安静時にも痛みを感じるようになることがあります。
- 腫れ・炎症:関節が赤く腫れたり、熱を持ったりすることがあります。
- 可動域の制限:関節の変形や痛みによって、指の曲げ伸ばしがしにくくなることがあります。
- 粘液嚢腫:第一関節の近くに、水ぶくれのようなものができることがあります。これは粘液嚢腫(ミューカスシスト)と呼ばれ、関節の滑液が溜まったものです。
- 好発部位:人差し指、中指、薬指に多く見られます。
- 進行:へバーデン結節は、ゆっくりと進行する病気です。初期段階では、軽い痛みや違和感を感じる程度ですが、徐々に変形が進み、痛みも強くなることがあります。
- 注意点
- へバーデン結節とよく似た病気に、ブシャール結節があります。ブシャール結節は、指の第二関節(PIP関節)に同様の症状が現れる病気です。
2.ばね指(弾発指)とは
指の腱鞘炎の一種で、指の曲げ伸ばしがスムーズにできなくなる病気です。指を曲げた後に伸ばそうとすると、バネのようにカクンと跳ねる現象が起こるため、「ばね指」と呼ばれています。
- ①ばね指(弾発指)の主な原因
- ばね指の主な原因は、指の使いすぎ(オーバーユース)です。指を繰り返し使うことで、腱と腱鞘の間で摩擦が起こり炎症につながります。
- 指を酷使する作業:長時間のパソコン作業、スマホの使いすぎ、楽器の演奏、手芸、調理など、指を繰り返し使う作業。
- スポーツ:野球、テニス、ゴルフなど、手や指を酷使するスポーツ。
- 女性ホルモンの変化:妊娠中や出産後、更年期の女性は、女性ホルモンの変化によって腱や腱鞘が炎症を起こしやすくなることがあります。
- ②ばね指(弾発指)の主な症状
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- 指の付け根の痛み・腫れ・熱感:手のひら側の指の付け根に痛みや腫れ、熱感が生じます。
- 指の曲げ伸ばしが滑らかではない:指の曲げ伸ばしがスムーズにいかなくなり、途中で引っかかりを感じます。
- 指のこわばり、動かしにくさ:朝起きた時などに、指がこわばって動かしにくくなります。
- 指が曲がったまま伸びない:症状が進行すると、指が曲がったまま伸びなくなったり、伸ばそうとするとバネのように跳ねたりする「ばね現象」が起こります。
- 好発部位:親指、中指、薬指に多く見られます。
- 進行:ばね指は、初期段階では指の付け根の痛みや違和感を感じる程度ですが、進行すると指の曲げ伸ばしが困難になり、日常生活に支障をきたすことがあります
3.ドケルバン病とは
初期は手首の親指側に軽い痛みや違和感を感じる程度ですが、進行すると場合によっては日常生活に支障をきたします。
- ①ドケルバン病の主な原因
- 手首の親指側にある腱鞘(腱を包むトンネルのような組織)とその中を通る腱(長母指外転筋腱と短母指伸筋腱)に炎症が起こる病気です。
- 親指を酷使する作業:長時間のパソコン作業、スマホの使いすぎ、乳幼児の抱っこ、調理、手芸など、親指を繰り返し使う作業はリスクを高めます。特に、親指を広げたり、ひねったりする動作が負担になります。
- スポーツ:テニス、ゴルフ、野球など、手首や親指を酷使するスポーツ。
- 妊娠・出産・更年期:女性ホルモンの変化が腱や腱鞘に影響を与え、炎症を起こしやすくなるため、妊娠中や出産後、更年期の女性に多く見られます。
- ②ドケルバン病の主な症状
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- 手首の親指側の痛み:手首の親指側、特に親指を広げた時にできる腱の盛り上がっている部分(橈骨茎状突起)に痛みが生じます。
- 腫れ・熱感:炎症が起こっている部分が腫れたり、熱を持ったりすることがあります。
- 親指の動かしにくさ:親指を動かすと痛みが増すため、親指を動かしにくくなることがあります。特に、親指を広げたり、手首をひねったりする動作で痛みを感じます。
- フィンケルスタインテスト陽性:ドケルバン病の診断に用いられるテストで、親指を内側に握りこぶしを作り、手首を小指側に曲げると、手首の親指側に強い痛みが生じます。
- 進行:初期段階では、手首の親指側の軽い痛みや違和感を感じる程度ですが、進行すると日常生活に支障をきたすことがあります。例えば、ペットボトルの蓋を開ける、ドアノブを回す、字を書くなどの動作が困難になります。
4.マレット指とは
指の第一関節が常に曲がった状態で、指を伸ばすのが困難になります。
- ①マレット指の主な原因
- マレット指(槌指)は、指の第一関節が曲がったまま伸びなくなる状態を指します。まるで槌(つち)のように見えることから、この名前が付けられました。
- ボールなどが指先に当たる:野球やバスケットボールなどの球技で、ボールが指先に当たって指が強制的に曲げられることで起こることが多いです。そのため、「野球指(baseball finger)」とも呼ばれます。
- 指先をぶつける:ドアに指を挟んだり、物を落としたりして指先をぶつけることでも起こります。
- マレット指の主な症状
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- 第一関節が曲がったまま伸びない:指の第一関節が常に曲がった状態になり、自力で伸ばすことができません。
- 痛み:受傷直後は痛みがありますが、時間が経つにつれて痛みは軽減することが多いです。但し、骨折を伴う場合は痛みが強いことがあります。
- 腫れ:受傷部位が腫れることがあります。
- 圧痛:受傷部位を押すと痛みを感じます。
- 爪の変形:まれに、爪の付け根に内出血が見られることがあります。
手関節の疾患
1.手根不安定症とは
手首の痛みや腫れ、握力の低下などの症状があります。
- ①手根不安定症の主な原因
- 手首(手関節)を構成する8個の手根骨の間の靭帯が損傷したり緩んだりすることで、手根骨の正常な配列が崩れ、手首の痛みや不安定感を引き起こす状態です。
- 転倒などで手をついた:手のひらを地面についたり、手首を強くひねったりすることで、手根骨間の靭帯が損傷することがあります。これが最も一般的な原因です。
- 手首の骨折:手根骨自体や、手首の近くの骨(橈骨遠位端など)の骨折に伴って、靭帯が損傷することがあります。特に、舟状骨骨折や月状骨周囲脱臼といった特定の骨折は、手根不安定症を高確率で引き起こすことが知られています。
- 反復的な負担:スポーツや仕事などで手首に繰り返し負担がかかることで、靭帯が徐々に緩んでしまいます。
- ②手根不安定症の主な症状
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- 手首の痛み:手首の特定の部位(多くは甲側や親指側)に痛みが生じます。
- 手首の腫れ:炎症が起こっている場合は、手首が腫れます。
- 手首の不安定感:手首がぐらぐらするような不安定感を感じます。
- 握力の低下:手首の痛みや不安定感によって、握力が低下します。
- 可動域の制限:手首の曲げ伸ばしや回旋などの動きが制限されます。
- クリック音:手首を動かした際に、関節からカクカクといった音がします。
- 運動時の痛み:特に手首に力を入れたり、手をついたりする際に痛みが増強します。
2.TFCC損傷とは
手首の小指側に痛みや違和感を感じます。
- ①TFCC損傷の主な原因
- TFCC損傷(三角線維軟骨複合体損傷)は、手首の小指側にあるTFCC(三角線維軟骨複合体)と呼ばれる組織が損傷することで、痛みや不安定感を引き起こす病気です。TFCCは、手首の骨(橈骨と尺骨)をつなぎ、手首の安定性を保つ重要な役割を担っています。
- 外傷:転倒などで手をついたり、手首を強くひねったりすることで、TFCCが損傷することがあります。これが最も一般的な原因です。
- 繰り返しの負担:スポーツ(テニス、野球、ゴルフなど)や仕事(手首をよく使う作業)などで手首に繰り返し負担がかかることで、TFCCが徐々に損傷していきます。
- 加齢:加齢によってTFCCが変性し、弱くなることで、軽微な外傷でも損傷しやすくなります。
- 尺骨の長さ:生まれつき尺骨が橈骨よりも長い場合(尺骨突き出し症候群)、TFCCに負担がかかりやすく、損傷のリスクが高まります。
- ②TFCC損傷の主な症状
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- 手首の小指側の痛み:手首の小指側、特に手首を小指側に曲げた時に痛みが生じます。
- 手首の不安定感:手首がぐらぐらするような不安定感を感じます。
- クリック音:手首を動かした際に、関節からカクカクといった音がすることがあります。
- 握力の低下:手首の痛みや不安定感によって、握力が低下することがあります。
- 運動時の痛み:特に手首に力を入れたり、手をついたりする際に痛みが増強します。
手関節・手首・指の痛みに対する主な治療法
鍼灸・整骨くわたでは、日常生活に支障をきたす手や手首、指の痛みや違和感に対しいて以下のような治療を行っています。
痛みの原因は人によって異なり、またその遠因となる生活スタイルもそれぞれです。このため、治療にあたっては1人ひとりの状態などを確認させていただき、原因を突き止めながら治療を進めていきます。
また、何度か通院いただく場合、状態は毎回変化しますので、同じ治療を繰り返すのではなく、その時々や症状に合わせた治療をさせていただきますので、お気軽にその日の状態をご相談ください。
筋肉・骨格バランス調整

- どんな治療?
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痛み・不調の原因は局所のみにあらず!
筋肉・骨格バランス調整法は、その人特有の癖や姿勢を崩している傾向を分析し、バランスの崩れの原因になっている部位を集中的に調整します。
今あなたが抱えている痛みは、たまたま痛みを感じやすい膝や腰に出ているだけで原因は他の部位に存在することの方が圧倒的に多いです。
同じ膝痛でも、子育てをしている方と、畑仕事をしている方と、ゴルフをしている方とでは調整ポイントは全く異なります。
ただ全身をマッサージされるだけでは効果を感じない方にもお勧めの施術です。
- どんな効果?
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- バランスを整えることで、身体の重心が安定し、動きがスムーズになります。
- 急に痛めた場所は刺激するとかえって痛みが強くなることがありますが、痛みのある部位から離れた筋肉を調整することにより安全且つ早期の回復が見込まれます。
電気療法
プロテクノPNF

- どんな治療?
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電気グローブを使用した治療です。
治療師が施術ポイントに狙いを定め、大きな筋肉から細かい筋肉まで日常動作では動かさない筋肉やなかなか鍛えにくい細かな筋肉へ繊細にアプローチします。
- どんな効果?
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- 筋肉を鍛えることによって脂肪を燃焼しやすくします。
- 血液循環を改善してむくみやコリの原因を取り除いていきます。
- 姿勢改善、疼痛緩和にも効果を発揮します。
ハイボルテージ

- どんな治療?
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高電圧電気刺激と超音波の温熱刺激をミックスさせた治療です。
治療効果の実証性が高く、オリンピック選手やプロスポーツ選手が多数使用している、痛みを取るための機器です。
刺激の到達深度が深いため、手では届かない深層の筋肉をケアすることができます。
従来の電気よりピリピリ感が少ないので、電気治療の苦手な方でも比較的安心して治療を受けていただけます。
- どんな効果?
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- ぎっくり腰、寝違え、捻挫、突き指、関節痛、神経痛の早期回復
鍼治療

- どんな治療?
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鍼治療はWHO(世界保健機関)が様々な症状に効果があると認める療法です。
髪の毛と同じくらいの極めて細い鍼で、ツボを刺激して不調を改善します。ホルモン、自律神経、筋肉、気、血、津液、経絡・・・
様々な身体の機能を整えますが、「東洋医学=経験医療」なので、エビデンス(医学的根拠)や可能性は未知数です。当院では鍼による感染防止・予防のため、全てディスポーザブル(使い捨て)の鍼を使用しております。
- どんな効果?
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痛みの緩和、リラックス効果、自律神経の安定、コリの改善、血液リンパの代謝促進が挙げられますが、WHO(世界保健機関)が鍼治療の有効性を認めた疾患は以下の通りです。
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- 運動器系
- 関節炎、リウマチ、五十肩、腰痛、腱鞘炎、むちうち、捻挫など
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- 神経系
- 頭痛、めまい、神経痛、自律神経失調症など
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- 循環器系
- 動悸、息切れ、高血圧症、低血圧症、動脈硬化症など
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- 呼吸器・消化器系
- 喘息、気管支炎、便秘、下痢、胃炎など
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- 代謝内分泌系
- 貧血、痛風、糖尿病など
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- 婦人科系・泌尿器系
- 生理痛、月経不順、更年期障害、冷え症、膀胱炎、腎炎など
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- 耳鼻咽喉科系・眼科系
- 中耳炎、耳鳴り、メニエール病、鼻炎、咽喉頭炎、眼精疲労など
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- 小児科系
- 小児喘息、夜尿症、消化不良、食欲不振など
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